発達障害就労日誌

色々あるけどまぁ生きていこうじゃないかというブログです。

祝って欲しいんですが、書籍出版告知です

本が出ます

思わず見出しも大きくなっちゃうのですが、一応このブログが出版プロジェクトだったことをまだ覚えていらっしゃる方っていますか?いないですよね。一応そうだったんですよ、そういうわけで色々あって本が出ることになりました。

で、この半年めっちゃ原稿書いてたわけです。272ページの大作書きおろしまして、150ページ分くらいボツ原稿が出ました。ブログから引っ張ってるところもありますが、それは「これはブログの文章を入れたい」という意図で入っており、基本的にはモリモリの書き下ろし本です。

f:id:syakkin_dama:20180502195222p:plain

担当氏もこのように仰っております。ちなみに、膨大に出たボツ原稿ですがこちら実はオマケについてくる形になっておりますので、最後までご確認ください。

内容についてはこちらの目次の通りになります。
 

f:id:syakkin_dama:20180502220246j:plain

 

●第1章 自分を変えるな、「道具」に頼れ 【仕事】

発達障害式「仕事」の原則 「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」

「かばんぶっこみ」こそが最強の戦略である

「バインダーもりもり作戦」で書類の神隠しを防ぐ 

「メモができない」僕らのための手帳術

 アイデアを出すときは「大きな白紙」を用意しよう

 さらば、片づけ地獄! 「本質ボックス」と「神棚ハック」

 「クリーンスペース」が頭の混乱を消してくれる

 「手をつけられない」を5秒で解決する「儀式」

 記憶力がヤバい僕の「人の顔と名前」の覚え方

 なぜあなたは「休む」のが下手なのか?

● 第2章 全ての会社は「部族」である 【人間関係】

 発達障害式「人間関係」の原則 あなたが所属する「部族の掟」を知ろう

 人間関係の価値基盤「見えない通貨」

 部族の三大通貨①褒め上げ――褒めるとは、「音ゲー」である

 部族の三大通貨②面子――「俺は聞いてないおじさん」が発生する理由

 部族の三大通貨③挨拶――挨拶を返さない人にも挨拶せよ

 部族の祭礼「飲み会」は喋らず乗り切れ

 部族の通過儀礼「雑談」は、ひたすら同意をリピートせよ

 共感とは「苦労」と「努力」に理解を示してあげること

 今すぐ「茶番センサー」を止めろ

●第3章 朝起きられず、夜寝られないあなたへ【生活習慣】

発達障害式「生活習慣」の原則 「普通」に捕獲されてはいけない

「眠れない」あなたがやるべきたったひとつのこと

発達障害の僕でもできた、最強の「二度寝」防止法 

 身だしなみは「リカバリー」を重視せよ

 「セルフモニタリング」で自分の調子を知る

●第4章 厄介な友、「薬・酒」とどう付き合うか【依存】

 発達障害式「依存」の原則  薬と酒は、呑まれるな、飲め

 薬の飲み忘れと紛失をゼロにするすごい「仕組み」

 コンサータを飲んでみた感想――ないと「事務ミスドミノ倒し」が発生

 ストラテラを飲んでみた感想――僕は今飲んでいません

 飲んでいい酒、飲んではいけない酒

●第5章 僕が「うつの底」から抜け出した方法【生存】

発達障害式「生存」の原則  「死なない」は全てに優先する。休め

 休日に全く動けなくなったらすべきこと

 ビジネスホテルで「外こもり」しよう 

 ヤバい「うつ集中」と「過集中」の解除方法 

 うつの底で、命を救う「魔法瓶」 

 自己肯定に「根拠」はいらない 

 一番危ないのは、「吹雪が止んで山を降りるとき」 

おわりに 少しずつだけど、発達している

解説 社会のスタンダードどおりに生きていけない人達への贈り物 精神科医 熊代 亨

 

解説は熊代先生にお願いしました。

p-shirokuma.hatenadiary.com

はてなの民にはお馴染みのシロクマ先生ですね。

このようにかなりバチバチに詰め込み、当初の想定からページ数がどんどん増え続けた気合の一冊となっておりますので、皆さまの書架に加えていただけると大変幸いです。トイレとかに置いてもらえると嬉しいという気持ちがあります。

 

初回購入特典

はい、そういうわけでオマケがあると嬉しいじゃないですか。この機会にすごいものをこの世に出したい、そういうわけでこの本の大オチをポストカードにしていただきました。豊井さん@1041uuuの絵のポストカードです。

f:id:syakkin_dama:20180502204101g:plain

こちらのポストカードを抽選で30名様にプレゼント。本物の貴重品を生み出してしまった、という気持ちがあります。そして、本の最期のオチ部分、僕が一番言いたかったことがこの一枚の絵に込められています。豊井さん、ありがとうございました。

それと、僕のボツ原稿(こちらは応募者全員サービス)が送られてくるという嫌がらせの二点が、初回購入特典となります。もうじき、KADOKAWAさんが頑張って応募フォームがポップすると思いますので、ポップしたら追って告知いたします。

アマゾンの購入履歴でOKですので、特段用意するものはありません。ただ、初回購入特典が6月10日までとなりますので、それまでにご購入(ご予約)いただければと思います。どれくらい予約入り、どれくらい応募があるのか謎なのであれですが、それほど非現実的な当選確率にはならない気がします。

ちなみに、ボツ原稿の方については「就職活動」みたいな「得意だし書きたいけど本の都合上ざっくり削られた」みたいなところが入る予定ですので、結構食べるところがあるのではないかと思います。

 

御礼

本のテーマは五つ。「仕事」「人間関係」「生活習慣」「依存」「生存」、いずれも僕の人生の重大問題だったものです。そして、多くの人にとっても重大なテーマだと僕は考えています。発達障害の診断を受けている人に限らず(発達障害というのはスペクトラムな障害なので「発達障害寄り」ということもあり得る)、一人でも多くの人の役に立てればと心から思っています。

このブログを開設したのが昨年2月あたり。ツイッターは始めて4年目くらいでしょうか、もう過去のことはよくわかんなくなってしまいましたが、皆様のおかげでなんとか最初の門をくぐることが出来ました。

この本は「仕事術」の本ですが、一番主張したいことは仕事のことではありません。それは、豊井さんの絵に象徴されるものなんですが、とりあえず生きていきましょう、少しずつ良くなっていきましょう、やっていきましょうということです。

借金玉も「そろそろ死ぬ」と言われ続けて2年くらい、今は大分希死念慮も晴れて自分なりにやれることをやって、やれないことはやれないでしょうがないと思って生きていきたいなと思っています。その「やれること」をちょっとでも広げるお役に立てれば心からの幸いです。

皆様の応援のおかげで、本を一冊物するという生涯の夢を叶えることが出来ました。これを最初のドアとして、もっと皆様のお役に立てるようやっていきたいと思います。

やっていきましょう。

 

2018年5月2日

借金玉