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発達障害就労日誌

色々あるけどまぁ生きていこうじゃないかというブログです。

就職活動の話。自己分析をトチると死にます。(死にました)

就職活動が始まりましたね

なんか3月1日から企業の採用活動が始まるという話を聞きました。2018卒の皆さんの最後の戦争が始まるわけですね。皆さんは戦っていますか?

なんか色々あったけど、とりあえずこのブログはなるべく皆様のお役に立たせてもらうのがモットーですので、就職活動の話を書いていこうと思います。そういうわけで、僕は就職活動がわりと大成功した組です。学歴や経歴、能力を考えても「よく入れたな」という場所になんとか滑り込みました。しかし、その大成功はその先の大失敗への見事な布石だったわけですが。(人生はえてしてそういうものです。そもそも成功していなかったという解釈も正しいと思います)

「とにかく採用される」「後のことはどうでもいい、とにかく椅子を奪い取る」に最適化した就職活動戦法というものは、少なくとも僕の中ではあります。僕はその方法に特化して内定をもぎ取りました。でも、現在思い返してみると「ああいうやり方、運があれば上手く行くだろうけど、長期的に失敗する可能性はやはり高いよな…僕失敗したしな」と思っています。

そういうわけで、就職活動に関してはその辺も踏まえたエントリを書こうと思います。「長期的に自分の適性を鑑みてしっかり働ける職場」という選び方もありですし、「とにかく滑り込まなきゃ話は始まらない、採用されてから困ればいい。転職だって最初の会社のネームバリューが影響するだろ」という考え方もあると思います。どちらを選ぶかは、皆さんの状況や適性に合わせて選んでいただければいいと思います。

尚、僕はその先で起業という選択肢を選びましたが、最初の資金集めの段階でも「会社のネームバリュー」はウルトラ使えます。というか僕は最初の会社の名刺を持ったまま資金集めに奔走しました。強い名刺があれば、結構な割合の人がとりあえず話は聞いてくれます。生かしましょう。起業する予定だから就職はテキトーでいいや、という考えはもったいないので、是非使えるものは全部使ったらいいと思います。その場合はとにかくつよい名刺を配布をしてくれる組織に飛び込みましょう。

 

筆記試験の対策はしろ

はい、すごい地味なところから入りましたが、これクッソ重要です。なんなら一番重要と言ってもいい。いや、「あんなもん無勉で余裕だろ」「アレに勉強が要るとか脳にサナダ虫沸いてんじゃねえの?」みたいな皆さんもいると思いますが、ハイパークソ文系マンの僕は実地に臨んでから「マジかよ、筆記落ちってあるのかよ…」と気づいて愕然としました。せめてあと1ヶ月早く対策を打っておけば良かった…。と後悔しても遅い辛さがこの「筆記」にはあります。就職活動の序盤戦は、筆記対策をしていなかったという理由でリングにすら中々上がれないという大変辛い思いをしました。

やりましょう。ドゥーイット。(それをやれ)たぶんまだ遅くないと思います。今からミチミチやれば個人差はあれどそれなりに点数は上がります。『その概念はなかった』ってみなさんいると思います。やりましょう。文系の湯に4年間浸かってきた皆さん、皆さんの脳は現在、かなりの確率で残念な状態になっています。受ける業界や会社によってテストの方向性は違うと思うので、その辺はインターネッツを活用して情報を収集しましょう。インターネットテストの場合ですが、あれもう実質的に「友達がいる奴はテスト免除」みたいな性質なので、そのように出来る人はそのようにすればいいと思います。(借金玉さんは「数理系問題なら任せろ!」という知人に託した結果落ちて、それから自分でやるようになりました。やるなら成功報酬にした方がいいですよ)

あの筆記、つまるところ機械的にザクっと応募者の下x割を落とす仕組みなので、これを突破してないとどれだけ試行しようがn=0です。完全に無駄です。評価基準は多分点数化された学歴+筆記の点数の合わせ技一本なんじゃねえかなぁ…と思いますが、落ちる時は落ちます。僕の知り合いの学歴マンたちも「落ちた」「マジで?」「フリースルーじゃなかったの?」「俺の学歴見たらとりあえず面接には呼べよ」などとボヤいておりました。

これだけはなんとかやってください。尚、インターネットを地道に捜索すると、人間の悪い知見が集約され、読んでおけばとりあえず点数の取れる水が沸く泉が発見できることもあります。そういうのも使いましょう。テストセンターの筆記試験、多分アレのせいで就活序盤から後半にかけてモリモリ点数上がってると思う。人間は悪い。

 

自己分析ですが、重要です

金玉さんは自己分析をナメてました。というのも、就職活動序盤で落ちまくり、また文学部卒かつ2浪という経歴から、「選ぶ余裕は俺にはない」と思い込んでおりました。この判断が正しかったのかどうか、未だに結論が出ないところではあるのですが、もし選ぶ余裕があるのならじっくり自己分析をして、ある程度適性のある業界に飛び込む方が絶対にいいです。「就職活動をとにかく成功させる」というのをゴールにするとこの判断は間違いではない

ですが、就職活動というのはその先の人生に大きな影響をもたらすイベントです。なるべく長期スパンでの最適解を選んだ方がいいですよ。

で、まぁ選び方って色々あると思うんですよ。「休日数」とか「ホワイト」とか「給与」とか「人間関係」とか「会社名のブランド力」とか。でも、自己分析という作業にはわりと問題があって、そもそも「自己」を分析した結果を「企業選び」に生かすのが自己分析の作業なわけじゃないですか。でも、就職活動をしている皆さん「企業」について知ってるかというと微妙なとこですよね。多少情報はあるけど、なかなか難しいと思います。

そういうわけで、僕なりに労働者の立場からざっくり分類してみると企業には3類型あると思います。(混在型を含めて4類型)尚、この3類型は完全なものではないです。どの会社もポジションによってこれらの要素のそれぞれが存在すると思います。あくまで、「企業全体の傾向としてどういう評価軸の業務が多いか」の指針と思ってください。

 

1.成果評価型企業

営業成績などの具体的な数字から人間を評価する企業です。「証券営業」とか「不動産営業」とかが典型例ですね。新卒の皆さんが「死んでもイヤだ」と思いがちな企業類型だと思います。しかし、僕のようなADHD傾向が強い組などについては「とにかく数字さえ出せば生存できる」などのプラス要素もある企業ではあります。「定められた期間一定の出力を出し続けることは難しいが、俺は一発には自信がある」などのタイプはこの企業に飛び込みましょう。(この手の企業はみんなが嫌がる分、転職バリューがわりとあります。勝ち筋掴めなかったら強くてニューゲーム前提です)借金玉さんイチオシの企業群です。勝ち筋に乗ると、多少粗相してもみんなお金欲しいのでニッコニコしながらフォローアップをしてくれるなどのメリットがあります。みんな嫌がるので「気合あります!」でスルっと採用を突破できたりもします。今思うと、なんで新卒で僕はこれに飛び込まなかったんでしょうね…。内定持ってたのにね…。

 

2.成果物評価型企業

プログラマなどがわかりやすいと思います。一定の期間に成果物を製作し、そのデキで評価が定まるタイプの企業です。このタイプの企業のメリットとしては、「とにかく帳尻さえ合えば許される」だと思います。また、「一定期間」にどの程度の長さがあるかもポイントで、例えば1ヶ月スパンなどの場合は出力が安定しない人でもなんとか帳尻を合わせることが可能かもしれません。モノが納期に間に合わなければくそやばいので、勤怠管理もヌルいことが多いでしょう。また、成果物作成の異能を持っていれば、「作る」作業に没頭することが評価につながる、対人折衝などのマルチ技能を要求されずに済むことがあります。客先に出ないことが前提の場合も多く、とにかく成果物を上げられる人間がエラいので、部族の風習はあまり強くないことが多いでしょう。ASD傾向の強い皆さんが多数生存しているのが観測されるのがこのエリアです。尚、「会社全員が成果物だけで評価されている企業」というのは通常存在せず、営業部署なども必ずあります。営業と製作の中間に立つような職種もあるでしょう。そういうところに回された場合はまぁ適宜戦うということで…。

 

3.作業評価型企業

会社の収益システムがほぼ完成されており、創造性や数字の競い合いなどは末端の労働者にはほぼ要求されず、「定められた業務手順を定められた通り効率よくこなす」ことが最も重要視される企業です。「公務員」なども該当します。(公務員の中でも国税徴収官のような例外はありますが)僕のブログを読んで納得が強いタイプの皆さんには心からお勧めしません。部族の風習は極めて強く、数字や金以外のよくわからない何かで評価が決まります。効率も重要な評価基準ですが、効率さえ上げてれば良いということでもなかったります。でも、冷静に考えてみると「会社の収益システムがほぼ完成されている」「末端従業員を数字や成果物でケツを叩かなくても回る」などの前提条件を踏まえると、これはイコール「ホワイト企業」ということです。概して休日も多く、給与もそれなりでしょう。社会的な評価もついてくるでしょう。普通にやっていけば、定年退職までしっかりお賃金がもらえて、退職金もモリっとついてくるでしょう。(尚、普通でないこともわりとよく起きます)住宅ローンだっていい金利で組めると思います。このタイプの企業の欠点を論うなら、「具体的な金になるスキルがつきにくく、転職バリューが乏しい」ということです。10年とかやったら、他の水でもう一回泳ぐのはかなりキツいと思います。ヤベェと思ったら「若さ」と「会社名ブランド」で評価を勝ち取れる20代のうちに転職を推奨します。

 

4.混在型

1~3の要素が混ざり合っている企業です。というか、大体の企業は混在してるんですけど、混在型の色が強い会社というのもあると思います。その場合は、どの部署にいるかによって評価基準がまるで別物、ということになるでしょう。例えば、デカい商社なんかの場合は「営業や事業で評価と数字を勝ち取る」部署と、「会社のシステムを回すための作業を果てしなく続ける」部署が混在していると思います。また、その両者の中間に属するような部署も存在するでしょう。企業はわりと志望動機や志望職種を人間に尋ねますので、自分の適性を把握して自分が最も合いそうな部署に飛び込むことが重要になります。部署移転などもあると思うので、そういうタイミングを上手に狙っていくと良いでしょう。自分の部署の評価基準は何か?を都度理解して適切に振舞っていくなどのマルチなスキルが要求されるでしょう。とはいえ、「あらゆる適性の人間を適切に配分出来る企業」などはたぶん存在しません。自分の適性にあった業務が主軸となっている企業を選ぶのが非常に重要です。

 

どれが向いている?

はい。これを抑えておくと、少なくとも自分が納得できる評価基準の中で戦いを展開していくことだけは出来るでしょう。就職活動のときは、とにかく3のタイプの会社が輝いて見えます。ピカピカしてみえます。「あいつらまるで働いてねえのに金貰えるの最高じゃん、とにかく出社してればクビにならないし年功序列で昇給もするんでしょ」などの考えが死を招きます。具体的に言うと、銀行員は15時にシャッターを閉めてあとは遊んでると思い込んでいるタイプの皆さんを誘導する罠です。役所の皆さんの主な業務が、窓口で「ここのところの記載抜けてますよ」ってチクチク言うことだけだと思ってる皆さんを即死させるタイプの罠です。

確かに銀行のバック担当(フロントは別)や役場の職員は数字には追われませんが、その代わり効率と部族の掟にミッチミチに支配されています。考えてもみてください、数字でも成果物でも評価されないとしたら、人間はどうやって人間を評価するんでしょう。そこでも勝ち組と負け組みの序列はしっかり形成されるわけですよ。

「常に効率さえ上げればいいんでしょ、自信あるよ」という皆さんについてですが、「協調性」などと刻印された黒光りする棒でブン殴られることについて考えてみてもいいと思います。突出してもそれはそれで死ぬから注意な。だって、個人の異能が必要ないところまで完成してる組織なんだからな。スゲー仕事出来るマンが入って来たとしても、回りの普通に仕事出来るマンにとってはブチ殺すのが最適解だったりするからな。そういう組織だと、ウルトラ成果上げてもそれが昇給に即座に結びつくことは稀ですので、「効率を上げる」メリットすらなかったりしますね。

皆に劣らない効率が出せて空気を読むのも得意、という皆さんには3をお勧めします。そうじゃない皆さんについては、3に飛び込んで適応を目指すか、あるいは1か2か4に飛び込んでそれぞれの特質の中で生き残りを図るかのどちらかの選択は必要になるでしょう。「明らかに4だな…」という企業に飛び込む皆さんについては、採用面接の段階でわりと「あいつはアレ向きっぽいな」という方向性が形成されることも多いので、採用後まで睨んだ立ち回りを心から推奨します。

 

自己分析も企業分析もどちらも大事です

僕は、「自己分析って無駄じゃね?だって、企業に迎え入れてもらうためには企業に向いてることをアピールしなきゃいけないんだから、そんな暇あったら企業分析して何を言えばウケるか考えたら良いんじゃね?」という方針を展開し、短期的な成功の後に死にました。就職活動に勝利することだけを考えればこれは最適な方針だったと思うんですが、人生は就職活動ではないということですね。就職活動がクソ上手いという悲しいスキルを形成した失敗者が僕だということです。いやー、ナメてましたね、働くということを。

しかし、「採用されなきゃ始まらない」というのも事実です。企業に対して、「俺はウルトラ御社向き!採用しなきゃ損!」というアピールを展開する能力もそれはそれで必要です。自分の適性を踏まえた上での企業へのアピール法などもこの先のエントリで書いていこうと思いますので、それが全て正しいなどという保障はどこにもありませんが、ご参考にしていただければ大変幸いです。

就職活動を頑張っている皆様。

やっていきましょう。