気力が尽きたので今日はコメントを返します
ごめん、厳しい
今日は新卒生存手引きの続編をアップするはずでしたね。確かにツイッターでそのように宣言した記憶があります。ごめん。
はい。無限推敲地獄に捕まりました。へこんだアルミ缶を元通りに直そうと努力するあれみたいな状態に突入し、皆さんもご存知だと思いますが一回この状態になってしまった文章と脳は「一晩寝かす」などの処置をしない限りだめです。
借金玉さんは明日というか今日も仕事です。そしてツイッターを観測していた皆さんには周知の事実だと思いますが、昨日は就寝チャレンジに失敗し、2時間しか寝てません。そういうわけで今日の活動時間はあと30分が限界。以上の理由により、本日はコメント返しをします。新卒マニュアルは明日です。ではマイスリーを投入し速度を上げてやっていきましょう。
発達障害を受け容れる側が気をつけるべきこと
ななしさんからのお便りです。
はい、クッソ難しいですね。コメント返しに逃げたらいきなりこれが目に入ってウッなった。これは「発達障害者を受け入れる側が気をつけること」という解釈で間違いないですよね。どうしよう、その立場になったことないからマジで考えたことない。
たぶん、重要なのは「引きずりこまれないこと」だと思います。
こういう概念があります。
まぁ、DSMとかには認められてない概念なのでこれを下敷きに議論するのもわりとあれなんですが、ASDであれADHDであれ、発達障害者というのはあれな部分を持っていますし、社会適合が難しい人間たちです。その一方で、常に定型発達者に迫害されているか弱い存在かといえば必ずしもそうではありません。
強烈に押しが強く他人を引きずりまわすADHD傾向を持った人間はいっぱいいますし、僕自身にもその気はあります。(そうじゃなきゃ起業なんてやるわけもないですし)ASDにしても、他人の心情を慮る能力の欠如からなのか、言葉の槍をぶっ刺しに来るタイプは少なくありません。
「この人は発達障害者だから理解してあげなきゃいけない、優しくしてあげなきゃいけない」のような気持ちを持って付き合うと、いつの間にかあっち側ワールドに引きずりこまれてしまうことはままあります。それでメシ食ってる発達障害者もわりといます。(それはそれで個人の自由ではあるし、ぜんぜん悪いことではないんですが)
これは人間と付き合う時全般に言えることですが、適度な距離感がとても重要です。もちろん、「適度な距離なんて取る間柄じゃない!」ってくらい接近するのも人生においては良い経験だと思いますし、別に止めませんが。「受け容れてあげなければいけない」のような義務感を持って接するのは個人的にはオススメしません。
障害者は天使、苦労しているからキレイな心を持っている、のような概念をたまに見かけますが、そのような事実は無いです。タチが悪いのもいっぱいいます。主食は他人の善意、というタイプも存在します。(僕自身がそのような存在である可能性も否定できません)まずは自分のこと、それで余裕があれば多少は寛容に接してやる、くらいの気持ちがちょうどいいと思います。
ある程度特質を掴んで、「なるほどこういう人なのね」と理解し、適切な距離を保ちながら円滑な人間関係を形成する。もし自分に少しばかりの余裕があれば、あくまで自己満足と割り切ってちょっとだけ助けてやる。そういうスタンスが良いと思いますね。
お金は返ってこない覚悟で貸しましょう。
文体が小林銅蟲先生に影響されすぎだろ
はい。ライムスター宇多丸さんからのお便りです。ライムスター宇多丸さんからお便りを貰うことがあるとは思わなかった。いや、これは自覚しててその通りだと思うんですけど、銅蟲先生のフレーズは使い勝手の良いものが多過ぎるんですよ。
便利過ぎるので使用量をゼロにはしないと思いますが、ちょっとサジ加減を考えていこうと思います。そういうわけで、銅蟲先生の漫画とブログは大変面白いので皆さんも読みましょう。
そんなことよりカラスミの美味しい作り方まとめてくれ
カラスミおじさんからのお便りです。
カラスミの作り方は基本概念としてはシンプルで、血抜きして、塩に漬けて塩を抜き、干すという工程になります。具体的に言うと、血抜きはスプーンの背とマチ針で適宜頑張って、後は真水の漬け込み1日。塩はベタ塩で1週間。塩抜きは(僕のレシピだと)真水1日、酒2日です。酒は僕はアードベッグなどのピート香のつよいアイラモルトを適宜(日本酒くらいのアルコール度数に)水割りして使うのが好みですが、白ワインでも焼酎でも実際のところ好みの問題のようです。
いい色に仕上がりました。無事うまい。 pic.twitter.com/2bV9Tk5qJJ
— 借金玉 (@syakkin_dama) 2017年1月28日
前述の下ごしらえをしたカラスミを適宜干し上げるとこのような仕上がりになります。
とてもうまいので皆さんも作ってみましょう。まぁ、ぶっちゃけて難しい工程は塩抜きだけで、ここはカンを働かせて頑張ってください。(血抜きは「とにかく破らない」をモットーにやれば水漬けとのコンボで大体大丈夫だと思う。あと、そもそもあんまり血の入ってない高いボラ子を買え)僕は来シーズンは倍くらい仕込む予定です。懐に余裕があればですが。
皆さんどんどん作りましょう。
カバンに入らないものを常時持ち歩くにはどうすればいいでしょう、交戦用の槍とか
難民さんからのお便りです。
カバンの大きさはコストの問題を度外視すれば理屈の上ではかなり大きく出来ますので、巨大なカバンを持ち歩けば良いと思います。もしくは、槍が都合よく収納出来る形状のカバンを作るなどするのも良いと思います。
また、工夫の方向性としては
このような方向性もあると思います。本部も武蔵戦で使ってましたね。ところで本部の話ですが、あいつ都内にあの家と道場持ってるとかどうやって税金払ってるんですかね。あの家の周辺に賃貸アパートを10棟くらい持ってて、管理は全部地場の不動産屋に任せてたまに通帳を眺めるみたいな暮らしなんでしょうか。装備にあれだけ金ブチ込めるところを見ると、あいつ相当資産家ですよね。節税対策じゃないですかあれ。
ジャックハンマーの悲惨っぽい生活環境を鑑みると、人間は強いだけではやっていけないことがわかってきますね。あれ、そういえばジャック本部に負けたんだっけ。とても辛い話ですね。
お金(経費)の管理について教えてください
forkさんからのお便りです。
お金の管理が苦手なシャチョーのヨメ、本当に大変ですね。実際、零細企業では社長は基本的に営業担当、経理は奥様というケースが大変多いです。このパターンはかなり効率が良いっぽく、上手くいっているところもわりと見かけます。
細々としたお金の管理ですが、基本は「領収書を紛失しない」に尽きると思います。…クレカを紛失するのはかなり重症っぽいですね。僕の場合も妻のサポートと極めて有能な部下に助けられてギリギリ回っていたケースで、僕は今後どれだけカネが必要なのかと口座にいくら残っているか、どれだけ調達すれば良いかだけ考えていれば良かったのでこの辺はかなり難しい。
いずれちょっとした記事にしようと思いますのでそのときは読んでください。とりあえずのところ、「全部一箇所にぶっこむ」戦法が有効だと思います。小口の現金、領収書、クレジットカードなどの社長の奥様セットをまとめてブチ込む鞄を購入し、とりあえずそこに全部入れておきましょう。僕も社印や銀行印などに関してはこの手法を採用していました。まずは一箇所に全部ぶっこむ。それが出来るようになったら小分け整理する。この二段階の構えでやっていきましょう。
尚、デカい金の管理については全く別の話になるので、これもそのうちエントリ上げると思います。よろしくお願いします。僕は勢いで100万や200万くらいペロっと使うタイプの人間なので、これに関しても地雷を踏んだ経験があります。
どうやって就職活動乗り切ったの?
18年卒さんからのお便りです。
これは借金玉さんの数少ない成功体験なので、美味しいものは最後に食べる理論が採用され、そのうち書きます。まぁ、ざっくり言うとですね、新卒生き残り手引きの全く逆のマインドでやればわりと勝てます。あれは試行回数がかなり稼げるゲームですから。
謙虚さを限りなく捨て、可能な限りちょうしこくことです。人間は演じているうちにそれが演技なのか本心なのか区別がつかなくなる大変便利な機能を搭載しているので、フルに活用しましょう。基本理論は新卒生存手引きと全く同じです。逆方向に回転させるだけです。
昔、某海運会社の人事がこんなことを言ってました。「0を1にするのはダメだ、だが1を100にするのは問題ない」。就職活動、結構頑張ってやりましたがそれから10年がたって心に刻まれている言葉はこれだけです。
とても大事な概念です。この基本戦略を具体的な個別戦術に落とし込んでいけば勝てます。あとは回数こなすことです。どうしても上手くしゃべれない、面接やグループディスカッションになるとフリーズしてしまう、という向きにオススメの対処方は、どうでもいい企業で「面接で暴言を吐きまくる」「グループディスカッションを破滅的にぶっ壊す」などがオススメです。だまされたと思って一回やってみ、すごく心が楽になるから。
就職活動は基本的には覚えゲー要素+フリースタイル要素+学歴などの素体スペック要素の三つで決まります。覚えゲー要素は覚え、フリースタイルは数をこなし、いまさらどうにもならない素体スペックのことは忘れましょう。後は面接でフリースタイルの神が降りてくるまで試行するのみです。
我々の強みとは何でしょうか
発達障害者の強みという形での一般化は不可能だと思います。それぞれ発達障害の度合いも発現形態も全く違いますし。それぞれが自分に足りない能力を、あるいは優れた能力を自覚し、最適化していくしかないと思います。
発達障害者の中にも特殊能力を持った人間は結構存在しますが、それはその人の持った特殊能力に過ぎず、「発達障害だから出来ること」ではありません。結局、我々は自分と向かい合っていくしかない。その中で自分の強みと弱みを把握していくしかないと思います。結局のところ、発達障害者という言葉で括ったところで、我々一人ひとりの能力や性質は全く別物なのですから。
強いて言うなら、その事実を受け容れて自己省察とトライアンドエラーを繰り返していく覚悟をもてればそれが強みになるかもしれません。ならないかもしれません。
経営側からすると、現場の非効率な謎の風習ってダメなんじゃないの?
疑問ができましたさんからのお便りです。
はい、大変だめです。だから経営者は常に現場のケツをぶっ叩き、なんとか効率的で生産性の高い業務を行えるように頑張ります。皆頑張ってると思います。しかし、現場というのはそう簡単に言うことを聞いてくれる存在ではありません。また、経営者の考える「効率的な業務工程」が本当に効率的とも限らないという問題もあります。
これはまた別エントリ立ててじっくり語りたいのですが、要約するとこの世は地獄だという話になります。世界から戦争がなくなることがあったとしても、現場と経営者がわかり合う日は来ないでしょう。
二年目以降の若手がどういうことを意識していけばいいか教えて欲しい
16卒さんからのお便りです。
ごめん、無理なんだ。だって借金玉さん1年半で組織から逃走したから…。本当に知らないんだその先は。君たちが見つけていって欲しい。そして、可能ならインターネットの海にその情報を流して欲しい。僕も拾いにいくから。
でも、なんにしても16卒さん。あなたは「2年目以降はどうすればいいか」というところまで辿り着けたんだね。おめでとう。よく生き残った。本当によく頑張った。心から敬意を表します。二年目以降を生き残る術を僕は知りません。だから、僕に出来ることはあなたは本当に大したものだと称えることだけです。
頑張って2年目も戦って、生き残ることが出来た時はインターネットで皆に知見を分け与えてください。
雇用サイドにこのブログの内容読まれてたらヤバイんじゃないの?
武田さん、教授に喧嘩を吹っかけたと認識される人生さんからのお手紙です。
それは大丈夫だと思います。なぜならこのブログの内容は、極めて凡庸だからです。僕の語る内容はいつでも、とても凡庸で穏当な内容です。なので、僕の提唱するハウツーを実践したとしても、そんなに目立つようなものではありません。どうしても心配であるなら、細部をちょっと変えればいいだけです。どうせその程度の仕様変更は必要になるので、あまり心配する必要はないかと思います。
明日は新卒が生き残るための具体的な方法について語る予定ですが、この辺りが気になる皆さんは自分の職場に合わせて、テクニックをマイナーチェンジすることを頭の片隅に置いておいておくといいと思います。
もうだめ、寝る
マイスリーがいい感じに回りだして、もうだめです。ビールも飲んだし本当にだめ。というかここで作業を続けると目がクワっとしてきて謎の盛り上がりが発生するなどの危険なあれが起きるんですよ。そういうわけで今夜は寝ます。
皆さんも寝ましょう。あったかくしてな。睡眠は本当に大事だからな。
おやすみなさい。