発達障害就労日誌

色々あるけどまぁ生きていこうじゃないかというブログです。

九条葱と干しアミのパスタ

 

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前回のラーメン記事に「もっとマシなトップ画像はなかったのか」と言われたので、今回は結論からです。あいつのクラウドファンディング募集写真における(高円寺に大量に自生してそうな)サブカルメガネみたいなものですね。写真映りはいつも大事です。劇団を主宰してて女関係に問題を起こしがちなやつのメガネですねあれは。

はい、そんなわけで昨日のやさしいラーメンで元気を取り戻し、今日はわりと強いものが食べたいと思いました。やっていきましょう。でも野菜もいっぱい食べたい。油があんまり強いとイヤだし、冷蔵庫には昨日の残りのネギとほうれん草。よし、方向性は見えてきた。

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とりあえず油ににんにくの香りを移してます。まぁ、大体これをやることになるので。大学生の時にすごい値段で買ったオシャレアルミフライパンも使うか。熱伝導が良い、あとオシャレ、という点にメリットのあるこれですが、今回はいかにこいつが使えないかの話でもあります。

なお、本日の調理時間制限は20分。いや、20分以上かける料理なんて作りたくないし…。横で同時進行でパスタを茹でていきましょう。

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にんにくを取り除いて玉ねぎです。なお、僕は香ばしく揚がったにんにくはトッピングに使います。あれを捨てるのは許されない。

玉ねぎは軽く炒めてやるとシャキっとしつつ、料理に軽い甘味を添えてくれるキャラです。炒め過ぎると自我を失うので気を付けましょう。なお、自我のない玉ねぎも便利です。仏教的なやつですね。

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干しアミです。干しエビと違って安いので、これくらい入れていいですね。とりあえずいっぱい入れないとよくわかんないですから。インターネット料理の大家もそう言ってた。

こういう乾物ダシ系は臭みとか苦みさえ対処できるなら多くて悪いことはないです。臭みが出るやつは注意が必要。アミは出るので、この段階で軽く炒って胡椒を加えてやることで、良い香りだけを残すことができます。ニボシの濃度チキンレースとかそういうジャンルもある。

たまに異常に臭いやつがあるので、あれはめっちゃカラ炒りするとか必要です。これは大丈夫。海域の問題なのかな。

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前回の記事を読んだ人にはわかるアレ、カツオ出汁です。いや、出汁は濃い方がうまいので…。今回のだと、ダシ濃度はカンスト状態です。よくわかんないときは、とりあえずカンストさせると良いでしょう。

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はい。ソースができてきましたね。

ここで味見をした結果、シチリアのお婆ちゃん、もしくは銚子とかのお婆ちゃんが「食いなせ」って言うタイプの味でした。窓の外で干物が干されてるな。いや、うまいけどこれは今日食いたい味じゃない。今日はレストランっぽいのが食いたい。

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よくわからないでしょう。ポルチーニを戻してます。

「レストランっぽい味」とは「なんか違う」味です。具体的に言うと、マキシマムザホルモンにおけるあの奇声みたいなものが必要になります。

マキシマムザホルモンからあの奇声を引き算すると、「まぁ…聴けるんじゃん?」というバンドになってしまうわけですね。他に奇声担当としては、パルメザンチーズとかアンチョビとかもあります。料理に迫力を出してくれますね。

ポルチーニは塩を増やさず料理に迫力をつけてくれるのでとにかく便利。よし、レストランっぽくなった。やってみるとわかる。気のいいお婆ちゃんが妖艶なレディに化ける。

ちなみに、トイアンナ@10anj10 さんからのいただきものです。餌付けされてます。クラウドファンディングサブカルメガネのIDを何故書かないんだという話ですが、これが政治ってもんですよ。

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オリーブオイルと塩をかけて、ロースターで焼いた九条葱です。人間はローストした野菜に弱い。これで客単価が2割上がる。(原価はもっと上がる)

こいつはダシで煮るより焼いた方が「ネギッ!」って感じでうまいんですね。店でやるなら太いところと葉っぱは別に加熱しますが、僕はパリっとしたこの葉っぱのとこもこれはこれで香辛料っぽくて好きなんだ。あとめんどい。

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ここでスープがポップします。

昨日の鶏ガラスープに、具は麩と卵です。クルトンみたいなもんなので、スープに麩は良いですよ。パスタがダシの効いた塩味なので、こいつはちょっとパキっとしないと寂しい、そういうわけで花椒と胡椒を効かせてあります。パン粥っぽい味を想定して飲むとオウッとなります。

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ゆであがったパスタにほうれん草を加えましょう。野菜食わないとね。

二人前のパスタも入らないアルミフライパンって何の価値があるのか、という疑問がツラっと入れ替わった中華鍋から出てきます。あと熱伝導良すぎて持ち手が熱いんだよ。家庭用にも業務用にも適応してねえなおまえ。

パスタは1人前200グラムです。イタリア的には少ない気がします。ディチェコリングイネで、これは麺の性質として二郎っぽいやつです。かなり異常なソースでも受け止める根性のある麺と言えます。ヘモいパスタでこれやると破滅しますね。料理は二郎ってところありますからね。

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良くなってきた。

さて、皿をあっためて、スープを盛って揚げニンニクに塩打ってネギ盛って…、トドメにクソ高いオリーブオイルをちょっぴり回しかけて…。

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はい。(はい)

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角度を変えてもう一枚。カトラリーがショボいのですが、クソ高いカトラリーをかつて経営していた(今は他人が経営している)店からあれしては来たんですが、手入れをサボってたら上に物が積まれて取り出せなくなってた。あと、現状有姿って書いといた。残置物だから。

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麩を戻してカットするのが面倒くさかったのでブチ砕いた。反省していない。パン粥っぽいルックスに油断するとダブル椒のパンチが炸裂するスープです。うまい。麩がなかったらトーストしたバケットとかでもうまいと思う。A5和牛がジューシーからオイリーに変わったとき、麩の魅力がわかってきます。めっちゃジューシー。A5和牛がうまく食えるおっさんでありたいので健康になろう。

うんうん、カツオとアミの強烈な海味をリズム隊にポルチーニの奇声が木霊してこれはうまいですね。九条葱の甘さもなかなか。ほうれん草は栄養だし(味覚的存在意義はあまりないかな…)、玉ねぎは自我がシャキっとしててうまい。こうね、二郎的なうまみの洪水の中に葱と玉ねぎの甘さがほっとする要素であると良いですよね。

大変良いめしでした。引き続きやっていきましょう。うまいよ。